【地域情報紙ぷれすしーど　2020年11月6日号掲載】

　３G通信回線サービスが間もなく終了しますね。古いガラケーが使えなくなるのを機に、スマホやアイフォーンに切り替える人が増えています。そうした背景を受け、当社でもスマホ教室を開催中です（４面参照）。

　大変なのは、アプリやサービスごとに登録するIDやパスワードの管理。同じものの使い回しは〝なりすまし〟などの被害に遭うリスクが高まるため避けなければいけません。

　では、増え続けるパスワードをどう管理するか。ここはアナログ方式で記録するのが一番です。英数字の羅列をノートに書き記しておくのです。ただ、書いた後の「ひと手間」が大切です。修正テープで隠しておきましょう。透ける場合は裏面も。見たいときはコインで削ればOK、お手軽な漏洩防止策です。

　そのほか、パスワードの保存に特化した市販のノートを使うのもおすすめです。先日、アマゾンで見つけたアマノコトワリ舎の「パスワードノート」は、記入欄が六角形になっていて、他人が見ても分からないように考えてあり、安心でした。

　これからの時代、ネット上にあるデータも遺品となっていきます。それを整理する「デジタル終活」はますます必要になってくるので、データが少ないうちに記録しておきましょう。