【地域情報紙ぷれすしーど　2021年7月9日号掲載】

　今回は老人ホームの種類のひとつ、【グループホーム】について解説します。

　グループホームは認知症の人を対象とする施設で、入所するには必ず医師による認知症の診断書が必要です。施設で働くスタッフは皆、認知症に詳しく、24時間365日、必要な介護サービスを提供し、症状が悪化しないように上手くサポートしてくれます。

　名前からもわかるように「グループ」で共同生活を送る施設です。5〜9人の少人数を一つの単位としているのですが、その理由は、認知症の人は急な変化への対応が苦手だから。一緒に暮らす人の顔ぶれが変わるだけでストレスを感じてしまうので、なるべく同じ人たちに囲まれて安心できるよう環境を整えてあるのです。

　このグループホーム、福山の中でも最も多い介護施設で、70以上もあります。それだけ入所を希望する人が多いことが伺えますね。

　7月30日の勉強会では、グループホームの利用料の相場や、その他の施設の特徴もお伝えします。色んな種類の施設の特徴を押さえておくことで、いざ必要になったときに、慌てなくて済みますよ。勉強会は定員に限りがあるので、お早めにお申し込みください。