【地域情報紙ぷれすしーど　2024年2月23日号掲載】

　理想に近い施設を探すため、面談時にはいろいろな質問をさせていただきます。特にご本人さまの現状を正しく把握するため、生活する上で何をどこまで自分でできているか、どんなことをしんどいと感じているかについては、細かく確認します。

　食事について尋ねると「おかずは配食で頼んでご飯は自分で炊く」「デイもヘルパーもない日は近くに住む家族が作ってくれる」などの回答が戻ってきます。掃除はヘルパーや家族のサポートがある人がほとんどで、お風呂はデイサービスで入浴するという人が多いです。

　そんな中、洗濯だけは違います。結構高い確率で「機械がしてくれる」と返ってくるのです。私はいつもそれをほほえましく感じながら「機械を操作されるのはどなた？洗ったものは自分で干せますか？」と質問を重ねます。

　世代の違いですね。相手が70代以下だと「洗濯機は自分で回せるけど、干すのがしんどい」などと具体的な回答が戻ってくるので、かわいい返答にほっこりできるのも、あと数年かなと思っています。