【地域情報紙ぷれすしーど　2025年2月21日号掲載】

　「施設に入るほど介護が必要なわけではないけれど、毎日ご飯を作るのはもうしんどいし、洗濯や掃除もするのがだんだん面倒になってきた」こんな人におすすめなのがケアハウスです。

　「ケア」とありますが介護はついておらず、食事と見守りがある高齢者対象のマンション。部屋にはミニキッチン、トイレ、収納がありますがお風呂は共有です。まだ自動車を運転する元気なシニアも入れます。

　一般的には、食事時間に一人で食堂に来るのが難しくなったら住めません。トイレの失敗が増え、自分での処理が難しくなったり、認知症などで部屋を間違えることが多くなったりした場合も「そろそろ介護のある施設へ…」と転居を促されます。

　ですが、介護度が上がっても、ヘルパーさんに洗濯などを手伝ってもらったり、デイに通ったりして独居生活が成り立つのであれば住み続けることができます。ただ、夜間は介護スタッフがおらず警備員が配置されるので、夜の支援が必要な人にはあまり向いていません。