【地域情報紙ぷれすしーど　2023年4月7日号掲載】

　福山では在宅介護に限り、排泄介助に必要なものを買える用品券が支給されます。要介護者１人につき、年間で最大７万５千円分で、おむつ、紙パンツ、尿とりパッド、使い捨て手袋など、「介護に必要なもの」を市の登録店で買うことができます。

　ただし、要介護４、５の人限定で、なおかつ要介護者・介護者ともに市民税非課税の福山市民であることが条件なので、対象者はあまり多くはなさそうです。

　年額10万円の介護医療金の支給もありますが、条件は用品券と同様。さらに、入院もせず、ショートステイもほぼ利用せず、１年以上同居で在宅介護をしている家族に対してなので、ハードルはかなり高め。対象者は本当に極一部だと思います。

　施設に入居した場合は対象から除外されるので、おむつ代は実費必要です。金額は月額１万〜１万５千円。頻尿や多尿の場合は２万円を超えることも。将来、必要なお金として覚えておいてください。