【地域情報紙ぷれすしーど　2020年9月25日号掲載】

　介護サービスの利用については、「ケアプラン」（本人の状態や介護をする家族の意向を踏まえ、介護サービスの種類や利用頻度などを計画したもの）の作成が必要なので「ケアマネジャー」を通して事業者を選び、利用の契約を結びます。ケアマネジャーは地域の包括支援センターまたは介護施設におり、介護サービスの利用は住み馴れた地域の包括支援センターか介護施設に相談すればＯＫです。

　利用可能になるまでは、書類の提出や面談などが必要で、「申し込み後すぐに利用ができる」というわけではありません。利用を考えているなら、早めに取り掛かっておくのがよいでしょう。できれば、施設の見学にも時間をとっておくと安心して利用できると思いますよ。

　介護サービスを利用することで、自宅では介護者の負担が大きく設備も不十分なために難しい入浴介助も介護のプロに頼めるので安心という声や、人と話ができるので行くのが楽しみだという声も聞かれます。

　宿泊を伴うショートステイは、急用で家を空けなければならないときや介護者の体調が悪いときや休みたいときなどにも利用してくださいね。退院が決まったあと、在宅介護が不安な場合に、家に帰るためのつなぎの場としての利用を国も推奨しています。

　スマイル千田・加茂は、ショートステイのほか、デイサービス、訪問サービスがありますし、スマイルグループ全体でサービス付き高齢者向け住宅、住宅型有料老人ホームも持つ複合施設なので、利用当初には見られなかった認知症の症状が現れた場合は、グループホームスマイルに移行できます。

　環境の変化は利用者にも介護者にも負担がかかるものなので、介護サービスを短期的なものとせずに少し先を見据えて事業者を選ぶのもおすすめです。