【地域情報紙ぷれすしーど　2020年12月18日号掲載】

　最近、福山でもじわじわと市民権を得ている「フレイル」という言葉をご存知ですか？「虚弱な」という意味の英語で、筋力や認知力が衰えた状態、いわゆる「健康」と「要介護」の間の状態を言います。ここで何もしないでいると、寝たきり生活が待っているだけ。いかに自らに喝を入れ、生活を改善できるかどうかで、アクティブ（活動的で元気な）シニアでいられる時間が変わってくるのです。

　フレイルチェックは、福山市のホームページ（コチラをチェック！）でもできます。汁物でむせるか、歩く速度はどのくらいか、食べるときは一人かどうかなど、11個の簡単な質問に「はい」か「いいえ」で答えると、自分の衰え度が見えてきます。予防法もあります。シニア向けですが、30〜40代もしてみてください。老いの気配を感じますよ…。

　女性87・45歳、男性81・41歳。これは今年、厚労省が発表した日本人の平均寿命です。そして、自分で自分のことができるリミット「健康寿命」は、ここから女性は約12年、男性は約９年引いた年齢と言われています。体も頭も心も元気でなければ、生前整理も財産のリストアップも、お金の動きの把握も、お墓選びもできません。「私はまだ元気だから」と後回しにせず、「今元気なうちに」と、身の回りの整理に着手しましょう。困ったら、わくサポがいますよ！