【地域情報紙ぷれすしーど　2022年2月18日号掲載】

　終活の一つとして、自分の遺影写真を準備する人が増えています。私の親も自分で決めた写真を私がわかるように保管しています。

　さて、ここで問題です。亡くなった年齢と撮影時の年齢差はどのくらいが許容範囲だと思いますか？一般的には「５年以内」とされているようですが、80歳以上の人は10年くらい前のものがちょうどよかったりするようですよ。

　サイズは四切（254×

305mm）が一般的。写真が小さくてもピントがしっかり合っていて、顔の大きさが「親指サイズ」以上あれば、比較的きれいに拡大できます。データであれば200万画素以上が理想です。背景や洋服は後から変えることができますが、大事なのは表情です。自分らしく、カメラ目線のやわらかい表情のものを用意しましょう。

　遺影写真はお通夜で必要になるため、いざというとき、選ぶ時間はほとんどありません。それでいて、お葬式や法要、お仏壇で…と意外と長く使うものですから、前もって選んでおくのは正解だと思います。雰囲気のいい写真が見つからなかったら、仲の良い人を頼ってみるのもおすすめです。旅行や趣味を楽しんでいるときに一緒に撮った最高の笑顔が残っていることもありますから。